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世界の「青い街」モロッコのシャウエンに学ぶ!外壁塗装が建物を守り・美しく保つ本質的な理由

2026年08月05日 [その他, 塗装・シロアリコラム]

街を歩けば、壁も階段も路地も、目に入る景色の多くが青色。
モロッコ北部にあるシャウエンは、幻想的な青い街並みから「青い街」「青い真珠」と呼ばれ、世界中の旅行者を惹きつけています。

しかし、あの美しい街並みは、建物を一度青く塗っただけで保たれているわけではありません。強い日差しや風雨にさらされる壁へ繰り返し手を入れ、塗り直してきたからこそ、現在の景観が受け継がれています。

今回は、シャウエンが青く塗られてきた背景をたどりながら、外壁塗装が建物の美しさと寿命を支える理由について考えてみましょう。

1. なぜシャウエンの街は青くなったのか?

 

シャウエンは、モロッコ北西部の山あいに位置する歴史ある街です。
旧市街へ入ると、淡い水色から濃い藍色まで、さまざまな青で彩られた住宅や路地が続いています。同じ青でも建物ごとに濃淡が異なるため、街全体が一枚の絵画のように見えるのが特徴です。

では、なぜ街は青く塗られるようになったのでしょうか。
その理由には、いくつもの説があります。

ユダヤ教において青色が空や天を象徴する神聖な色だったという説。青い壁が水の流れを連想させ、蚊などの虫を遠ざけるためだったという説。そして、観光地として街の景観を統一するために青色が広がったという説です。
現在も由来が一つに定まっているわけではありません。
だからこそシャウエンの青には、宗教や暮らし、観光といった、街が歩んできた複数の歴史が重なっているのです。

 

2. 美しい青は「塗り続けること」で守られている

シャウエンの魅力は、単に珍しい色を使っていることだけではありません。
本当に注目したいのは、街の人々が壁へ繰り返し手を入れ、美しい状態を保ち続けている点です。
どれほど鮮やかな塗装でも、屋外にある限り、日差しや雨、風、砂ぼこりなどの影響を受けます。時間がたてば色は薄れ、表面には汚れや細かな傷みも現れます。

そこで必要になるのが、定期的な塗り直しです。
傷んだ部分を整え、その上から新しい塗装を重ねることで、街並みの美しさをよみがえらせる。同時に、壁の表面を覆う層を保ち、建物の下地が外部環境から直接影響を受けにくい状態にします。
つまり、シャウエンの景観は「青く塗った結果」ではなく、青く塗り続けてきた結果といえるのです。

 

3. 日本の住宅を守る「塗膜」も同じ役割を持っている

シャウエンの伝統的な建物と、日本の一般住宅では、使われている材料も気候も異なります。
それでも、外壁の表面を塗装で覆い、建物を守るという考え方には共通点があります。
日本の外壁塗装では、塗料が乾くことで「塗膜」と呼ばれる薄い膜が形成されます。この塗膜が、外壁材と外部環境の間に立つ保護層になります。

塗膜が外壁を守っている主なものは、次のとおりです。

・雨や湿気
・強い日差しや紫外線
・風や砂ぼこり
・気温差による負担

外壁塗装というと、家の色を変えたり、古くなった外観をきれいにしたりする工事だと思われがちです。
しかし、その本質は見た目の変更だけではありません。
建物が過酷な環境へ直接さらされるのを防ぎ、外壁材を長く使うための保護メンテナンスでもあるのです。

 

4. 美しさと保護は、どちらか一方ではない

「見た目を美しくする塗装」と「建物を守る塗装」は、別々のものに感じるかもしれません。
実際には、この二つは深くつながっています。
外壁の色あせや艶の低下は、景観が古びて見える原因になるだけでなく、塗膜が少しずつ傷んでいることを知らせるサインでもあります。さらに劣化が進むと、表面に白い粉が付くチョーキングや、小さなひび割れなどが現れることもあります。

こうした変化へ早めに気づき、必要なタイミングで塗り替えることは、外観を美しく整えるだけでなく、外壁材へ雨水や紫外線の影響が及ぶのを抑えることにもつながります。
シャウエンの街が、塗り直しを重ねながら独自の景観を受け継いできたように、日本の住宅も定期的に手を入れることで、美しさと健全な状態を保ちやすくなります。
塗装は「傷んでから隠すもの」ではありません。
大きな劣化へ進む前に表面を整え、住まいを守るための予防でもあるのです。

 

まとめ

モロッコのシャウエンが世界に誇る青い街並みは、色そのものの美しさだけで生まれたものではありません。
日差しや風雨を受ける壁へ繰り返し手を入れ、塗り直しながら景観を守ってきた。その積み重ねが、街全体の個性と歴史を形づくっています。
日本の外壁塗装も、考え方は同じです。
塗料によって生まれる塗膜は、住まいの印象を整えると同時に、雨や紫外線などから外壁材を守る役割を担っています。
美しい建物は、何もしなくても美しいまま残るわけではありません。
定期的に状態を確認し、必要な手入れを重ねること。それが、街にも一軒の住宅にも共通する「建物を長く守る方法」なのです。