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逃れられない厄介者襲来の季節!シロアリ・羽アリの生態とは

2024年04月05日 [塗装・シロアリコラム]

桜が開花し、気温が暖かくなる中、シロアリや羽アリにとって絶好の季節がやってきました。
シロアリは、家の所有者にとって深刻な問題を引き起こす可能性がある害虫です。
今回は、シロアリと羽アリのその生態について考えてみましょう。みなさん、シロアリと羽アリの違いを知っていますか?
家屋に害のある虫ということはご存知であると思います。
簡単に説明をすると、シロアリは巣を作ったり餌を集めたりする成虫で、白くて羽がないのに対し、羽アリは新しい巣を作るために飛び立つ成虫で、羽があります。

以下で比較しながら詳しく解説します。

シロアリ

1.家屋に及ぼす影響

シロアリは木材を主な食料としており、家屋の構造部分や家具などの木材を食害します。
また、シロアリの巣が家の中にある場合、壁や床の中にトンネルを作り、隠れた場所で繁殖することがあります。これにより、建物の強度が低下し、構造的な損傷が発生する可能性があります。

2. 生活環境

シロアリは地下や建物の構造内、木材や植物の近くなど、湿度が高く食料源が豊富な場所に生息しています。

3.活動時期

シロアリの活動は通年で見られることがありますが、地域や種類によって異なります。
一般的には春から秋にかけて最も活発になります。これは温かく湿度の高い条件がシロアリにとって好ましいためです。
シロアリは通常、木材や植物の組織を食べるため、これらの素材が豊富な場合に活動が活発になる傾向があります。

4.寿命

シロアリの寿命は一般的に数ヶ月から数年に及びます。
ただし、女王アリの寿命は特に長く、10年以上生きることがあります。
働きアリや兵アリの寿命は、その役割や種類によって異なりますが、一般的には数ヶ月から1年ほどです。

羽アリ

1.家屋に及ぼす影響

羽アリは前述した通り、成熟したシロアリが新しい巣を築くために飛び立つ際に見られるものです。直接的には家屋に影響を与えません。
ですが、羽アリの出現は、シロアリの巣の存在を示す重要な警告サインです。羽アリが家の周りや室内で見られる場合、シロアリの巣が近くに存在する可能性が高いため、早急な対処が必要です。

2. 生活環境

羽アリは新しい巣を作るために、通常、巣から数百メートルから数キロメートル先の場所まで飛行します。
羽アリもまた、湿度が高いところを好みます。

3.活動時期

羽アリは主に、暖かくて湿度が高い春~初夏にピークに達しますが、地域や種類によって異なります。
雨後や湿度が高い日に羽アリの出現が観察されることがよくあります。

4.寿命

羽アリとしての寿命は比較的短く、通常は数時間から数日ほどです。
短期間で目的地に到達し、繁殖活動行い、多くの場合羽を失って地面に落ち、その一生を終えます。

女王アリとは?

女王アリはシロアリ社会の中心的存在であり、コロニー(群れ)の活動と繁栄に不可欠な存在です。通常、シロアリの巣内で生活し、他の個体よりも特別な扱いを受けます。女王アリの主な役割は、新たな巣を作り繁殖活動を促すことです。

女王アリは一般的に、毎日数百から数千の卵を産みます。繁殖期の間にこのペースを維持し、通常は一生の間に何百万もの子孫を産むことができます。

繁殖期は一般的に春から夏にかけてピークに達し、気温と湿度が高い時期に最も活発になります。
この時期に女王アリは飛び立ち、他の成熟したシロアリと交尾します。その後、女王アリは新たな巣を作り、産卵を開始します。

女王アリはコロニーの繁栄のために繁殖を続けますが、彼女の体力も次第に衰えます。その結果、コロニー全体の活動や繁殖量が低下し、最終的にはコロニーの崩壊につながります。

まとめ

シロアリと羽アリの生態について解説しました。シロアリは湿度が高く、木材が豊富な場所に生息し、家屋に被害を与える可能性があります。
一方、羽アリは新しい巣を築くために飛び立ちますが、その出現はシロアリの巣の存在を示す重要な警告サインです。一日にたくさんの卵を産み繁殖力が高いため、1匹でも見つけた際には大変注意が必要です。大事な家を守るために、シロアリや羽アリの生態や家屋に及ぼす影響を理解し、早めの対策を行うことが大切です。

次回は『シロアリに強い素材とその特徴』についてお伝えします。更新をお楽しみに。

 

 

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