お知らせ News/Column

東京タワーはどんな歴史を経て今に至るのか? ― 建設当初から現在まで、守られてきた理由 ―

2026年01月26日 [お知らせ, 塗装・シロアリコラム]

東京のシンボルとして、長年親しまれてきた東京タワー。
1958年の完成以来、時代が移り変わる中でも、その姿は大きく変わらず、今も多くの人に愛されています。
しかし、東京タワーは「建てたまま」の姿で残ってきたわけではありません。
実はその裏側には、定期的な補修や塗り替えを重ねてきた歴史があります。
この記事では、東京タワーがどのような経緯で建設され、どのように守られながら現在まで受け継がれてきたのかを建物の歴史という視点から振り返ってみます。

1. 東京タワー誕生の背景


東京タワーが建設されたのは、戦後復興が進む1950年代。
当時、日本各地に乱立していた電波塔を一本化し、広い範囲にテレビ電波を届ける目的で計画されました。
1958年、高さ333メートルの電波塔として完成。
当時としては世界有数の高さを誇り技術力と復興の象徴として大きな注目を集めました。

2. 「完成=終わり」ではなかった東京タワー


東京タワーは完成した瞬間から、常に雨風や紫外線にさらされる過酷な環境に置かれています。
特に鉄骨構造のため、サビや劣化を防ぐための管理が欠かせません。
そのため東京タワーは、建設当初から「定期的に手を入れながら使い続ける建物」として考えられてきました。

3. 定期塗装は“維持のための歴史”

東京タワーでは、およそ5年に一度のペースで大規模な塗り替え工事が行われています。

この塗装は、見た目を美しく保つためだけのものではありません。
• 鉄骨のサビを防ぐ
• 強度を維持し、安全性を確保する
• 長期にわたって使用するための保護

といった、建物を守るための重要な役割を担っています。

特に鉄骨構造の建物にとって、塗膜は外部環境から構造体を守る
“第一の防御壁”ともいえる存在です。
もし塗装を行わずに放置すれば、サビや腐食が徐々に進行し、結果として大規模な補修や使用制限が必要になる可能性もあります。
だからこそ東京タワーでは、不具合が目に見える前の段階で塗り替えを行い、
建物の健全な状態を保ち続けてきました。
つまり、定期塗装そのものが東京タワーの歴史の一部であり、「今も立ち続けている理由」だといえます。
東京タワーは、手を入れ続けることを前提にした建物として、その姿と役割を現在まで受け継いできたのです。

4. 東京タワーに学ぶ「建物を守る」という考え方


東京タワーの歴史を振り返ると、
長く残る建物には共通点があることがわかります。
• 劣化を放置しない
• 定期的に点検・補修を行う
• 必要に応じて塗り替えや修繕を重ねる

こうした積み重ねによって、東京タワーは大きなトラブルを防ぎながら、安全性と美しさを保ち続けてきました。
目に見える不具合が出てから対処するのではなく問題が大きくなる前に手を入れる。
この考え方こそが、長い年月を経ても建物が現役であり続ける理由だといえます。
これは、決して特別な建物だけの話ではありません。
私たちの住まいもまた、風雨や紫外線、季節ごとの気温差といった影響を受けながら、
少しずつ年数を重ねていきます。
だからこそ、定期的に状態を確認し必要なタイミングで塗装や補修を行うことが、住まいを長く大切に使い続けるためのポイントになります。

5. 時代とともに役割を変えながら


2012年には東京スカイツリーが完成し電波塔としての役割は一部引き継がれました。
それでも東京タワーは、観光・文化・景観の象徴として今も活躍しています。
役割が変わっても、建物として守り続けるという姿勢は変わっていません。
その姿勢こそが、東京タワーが今も現役であり続ける理由です。

まとめ

東京タワーは、完成から60年以上が経った今も定期的な塗装や補修によって守られ続けています。
「建てたから残っている」のではなく、守り続けてきたから今がある。
東京タワーの歴史は、建物を長く大切に使うためのヒントを、私たちに静かに教えてくれているのかもしれません。