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秋の台風シーズンに備える屋根チェック

2025年10月29日 [塗装・台風]

台風の多い季節がやってきました。強風や豪雨が増える秋は、屋根の不具合が被害を広げる原因になることも。普段あまり気にすることのない屋根ですが、実は“見えない劣化”が進んでいるケースも少なくありません。この記事では、専門知識がなくてもできる屋根のセルフチェックポイントをわかりやすく解説。ご自身の住まいを守るために、今できる対策から始めてみませんか?

1. 屋根の劣化、放置するとどうなる?

「見た目がキレイだから大丈夫」と思っていませんか?
屋根は常に雨風や紫外線にさらされており、年月とともに少しずつ劣化が進行しています。
劣化を放置すると、以下のようなトラブルが起きる可能性があります。

雨漏りの発生

屋根材にひび割れやズレがあると、そこから雨水が侵入し、天井や壁に雨染みが発生します。放置すると内装材の腐食やカビの原因になり、家全体の劣化を早めてしまいます。

構造材の腐食

屋根からの水分が内部まで染み込むと、柱や梁といった家の構造材が腐る恐れがあります。腐食が進むと耐震性の低下にもつながり、大規模な修繕が必要になるケースも。

断熱性・防音性の低下

屋根材が劣化することで、雨音が響きやすくなったり、冷暖房の効きが悪くなったりすることも。快適な暮らしを守るためにも、屋根の状態は定期的にチェックが必要です。

修繕費用の増大

劣化を長期間放置すると、部分補修では済まず、全面改修や葺き替えが必要になる場合も。早めに対応しておくことで、結果的に費用を抑えることにもつながります。

 2. 台風前にできる!屋根セルフチェック項目

「でも屋根って、どうやって確認すればいいの?」そんな疑問を持つ方も多いと思います。実は、高い場所に登らなくても、地上からできるチェックだけでも十分なんです!

自分でできるチェック方法

・家の周りを歩いて見上げてみる:ズレている瓦や剥がれ、雨どいの破損がないか確認

・ベランダや2階の窓から見る:見える範囲だけでも劣化のヒントになる

・スマホのズームや双眼鏡を活用:高い場所もある程度はチェック可能

・屋根の下(軒天や外壁)の状態を観察:雨染みや黒ずみがないか要チェック

注意ポイント

無理に屋根に登るのは危険です!転落やケガのリスクがあるため、気になる部分があればプロの無料点検を利用するのが安心です。

 3. 屋根の修理・塗装は早めが安心

小さなひび割れやズレでも、台風の風圧や雨量で一気に被害が拡大する可能性があります。また、劣化を放置すると補修範囲が広がり、費用が高額になるケースも。早期の対応で修理も最小限に抑えられ、結果的にコストもダウン。台風が本格化する前に、気になるところはプロに相談しておくのが安心です。

こんな兆候があれば、早めの点検を!

・屋根の一部に色褪せや変色がある・雨どいの周辺にサビ・ヒビ・破損が見える・強風のあとに瓦や板金がずれている・天井にうっすらとシミがある・以前より雨音が響くようになった

こうした兆候がある場合は、放置せず業者に相談するのがベストです。無料点検や診断を行っている業者も多いため、台風前のこの時期に活用しておくと安心です。

4. 毎年の“秋ルーティン”に!住まいを守る屋根点検

台風シーズンの前に、年1回の屋根チェックを“暮らしの習慣”にしておくことが、住まいを長持ちさせるコツ。特に築10年以上の住宅や、塗装から年数が経っている場合は要注意です。点検は「問題が起きる前」に行うのが大事なポイント。住まいの健康診断として、毎年のチェックをぜひ取り入れてみてください。

まとめ

屋根の不具合は、放置することで見えないうちに進行し、ある日突然大きな被害として現れることがあります。台風が多くなるこれからの季節こそ、セルフチェックやメンテナンスを意識して、住まいを“守る習慣”をつけていきましょう。小さな気づきが、ご家族の安心・安全、そして住まいの長寿命化につながる第一歩になるはずです。