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外壁・屋根のシーリング材
2016年07月27日 [塗装・シロアリコラム]
塗装とシーリング材の歴史
日本住宅における屋根の主流である瓦葺き屋根には棟瓦・鬼瓦・軒先瓦などがありその取り付け部分には、昔から漆喰によって雨仕舞いされてきました。この漆喰は消石灰にふのり等の粘着する材料と麻や紙などの繊維を混ぜた材料でありますが、戦後、様々な化学物質が開発された結果、雨仕舞いには昨今主流のシーリング材が使われるようになりました。
シーリング材のメリット
外壁についても一昔は湿式工法による仕上げでしたが、現在の工事日数短縮や品質の向上のために乾式工法が多くなっています。
これらの工法では、各種サイディングパネル等の隙間シールや目地部の雨仕舞の為にシーリング材が使われ、部材に密着して収縮や膨張に対応し、雨水が壁内に入る事を防ぐ役割をしています。
シーリング材も劣化します!
外壁の塗膜が劣化するのと同様にシーリング材も経年劣化します。施工後は触った感触がゴムのような弾力があるのに対し、時間が経ち様々な環境変化を受ける事によって、汚れや硬化が発生しひび割れします。
この状態を放置すると十分な水密性が保てなくなり外壁内部に雨水が入り込み、部材の腐食や場合によってはシロアリの被害を誘発する原因にもなりますので、外壁だけを見て塗装時期を判断するのではなく、シーリング材も観察して劣化が激しいようであれば塗装と同時にシーリング材の打ち替えも検討してみてください。
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